適当に引き受けちゃダメ
にしても、どーすべきや。「は?」いやさ。先日、依頼受けたんよ。奥方が不倫中、別れる予定!材料集めといてーっと。
「お引き受けを?」そー言ったろうが。「経験もねーのに?」断れっか?「勿論」なぜ?「うちは探偵じゃねーし、警察でもありません。当人で勝手にやれ」
ちょ、冷たっ。流石お前、流石冷酷婦人!「怒らせたい?」NO!「じゃ早く断れ」無理。「理由は?」既に前金受け取り、契約書まで。
「もう、変なところで手が早い」どーにか出来るさ、多分。「幾ら?」依頼額?これ位。「うわぁ」安くてすまん。
「だから何でも屋等、儲かる筈ゼロやーと、あれほど・・・」けど人様の役に立つ仕事。立派じゃん。「立派だけで飯は食えませぬわ」
むむ。「まー、現場担当じゃなく経理だから、どうでもいーですが」酷い!「どこが?」あー、頑張る。「眠いわ」やる気無さそう!
「その通り」社長へ、タメ口きつすぎ。「人員二人ですし、社長っつー感じ皆無」